【2021年】経理・購買部門の働き方〜帳票業務の実態〜
公開日:2021年11月30日 更新日:2024年6月12日
コロナウイルスの感染拡大によって、多くの企業がテレワークを導入し、働き方が大きく様変わりしました。しかし、会社の売上や業績に関する機密書類を扱うことが多い経理・購買部門は、紙ベースの帳票管理から脱却できずに他の職種と比較するとテレワークの導入がなかなか進んでいないといわれています。
今回は、弊社が経理・購買部門1000人を対象に独自に調査した結果をもとに、経理・購買部門が抱える課題や働き方の変化などについて2回に分けてお送りします。
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もっとも多い発行書類は「請求書」
経理・購買部門の方が送付している書類(帳票)の種類を調査いたしました。
調査の結果、もっとも多い発行書類は請求書でした。「請求書」が83.9%、次に「見積書」が多く77.9%でした。
ひと月あたりの送受信件数は「300件以下」が最も多く、「送信」で40.8%、「受信」で42.1%でした。次に多かったのが、10,000件以上の送受信と驚きの結果となりました。
さらに、送付方法では、「郵送(手作業)」が最も多く63.6%、次に「メール添付(手作業)」で51.1%、3番目が「FAX(手作業)」で34.7%でした。
この結果から、経理担当者の多くが手作業で書類(帳票)を送付しており、書類の送受信業務に時間がとられていることが分かりました。
経理・購買部門が抱える帳票配信における課題とは?
上の調査結果でもあったように、実に半数近くの経理担当者が「手作業やイレギュラー処理に手間と時間がかかっている」と回答しています。また、42.9%の経理担当者は「特定の締め日(発行日)や時間に業務が集中する」と回答しており、業務量に波があることが見てとれます。
業務の効率を図るために、41.6%が「メール配信による電子化・自動化」、35.3%が「Web閲覧による電子化・自動化」を望んでいます。
しかしながら、「取引先によって送付方法が異なる」「業務・管理が煩雑になる」「費用および費用対効果に懸念がある」などの理由から、電子化・自動化への切り替えに至らないケースも多く存在しているようです。
まとめ
今回は、2021年の経理・購買部門の帳票配信業務の現状と抱える課題についてお送りいたしました。調査の結果、郵送などの手作業の書類(帳票)の送付に多くの時間を取られており、多くの方が送付業務を「電子化」「自動化」することを検討しているということがわかりました。次回は、経理・購買部門の働き方や抱える課題の解決策についてご紹介します。
@Tovasマーケティング担当(コクヨ株式会社)